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おもちゃ学芸員インタビュー⑨



自分の好きが活かせる、おもちゃ学芸員サークル


『徳島木のおもちゃ美術館』では、おもちゃ学芸員主体のイベントサークルがあり、岡田さんは「手芸部」のリーダーをされています。

手先が器用で、子育てをしていた頃は子どもの服や帽子も作っていたと懐かしそうに話してくれました。

「おもちゃ学芸員の交流の場が欲しいと思ったことが手芸部発足のきっかけでした。それぞれ持ち場の担当があり、活動中はゆっくり話をするのも難しいですから」。

今は手芸が好きな仲間と一緒にいろいろなものを手作りされています。


館内に展示されているこちらの遊山箱(ゆさんばこ)に入っている食べ物は、岡田さんたちが手作りされたものです。

岡田さんは遊山箱のおかずやおやつを作ることで、手芸部のみんなが遊山箱についてもっと関心を持ってくれたらいいなと思ったそうです。





「遊山箱に入れるおかずやおやつをみんなで作りました」と、美味しそうなだし巻き卵や巻き寿司、そしてかわいらしい三色だんごやうさぎりんごを見せてくれました。

子どもたちのために遊山箱のおかずやおやつを手作りしてもらうワークショップを開いて、徳島の伝統文化に興味を持ってもらえたらいいですよね、と話が弾みます。




岡田さん手作りのスマホポーチ。おもちゃ学芸員から「私も作りたい!」と声が上がるほど!



魅力がたくさん詰まっている遊山箱


岡田さんは、「遊山箱文化保存協会」の会員でもあります。

きっかけは、新聞に掲載された遊山箱文化保存協会代表のインタビュー記事でした。

「もともと遊山箱には興味がありました。『江淵鏡台店』(徳島市末広1丁目)の遊山箱絵付け体験に参加したこともあります。藍染めだと木の種類によって色の出方が変わって面白いですよ。例えば、ヒノキだと柔らかい色になって、スギだと濃い色になります」と教えてくれました。

遊山箱のイベントはいろいろあり、ひょうたん島クルーズに乗って遊山箱に詰めた好きなお菓子を食べる「遊山箱と花火と浴衣の会」、美馬市指定文化財「吉田家住宅」で遊山箱の食事に舌鼓を打ちながら花を愛でる催しなどがあるそうです。


遊山箱について知識が豊富な岡田さんに、「祖谷には遊山の文化がないのはどうしてか知っていますか?」と問題を出されました。

皆さんは分かりますか?

「答えは、田んぼがないからです。田んぼの神様を子どもがお迎えに行くのが遊山。でも、祖谷には急な斜面が多くて、田んぼ作りに不向きだったんです」と教えてくれました。

さらに、もう一つ。中身がなくなった遊山箱には、よその家でもご馳走を詰めてもらえたとか!

これはお遍路文化の「お接待」にも繋がることであり、「おもてなし」の心だと話してくれました。


【写真】岡田さんが絵付けした遊山箱



遊びながらボランティア活動ができる!?


おもちゃ学芸員の活動で楽しかったことや来館者との思い出について質問すると、いろいろなエピソードを教えてくれました。

まずは、岡田さんの好きなおもちゃ[アーチレインボー]について。

「手芸部に参加しているおもちゃ学芸員と自転車やクマを作りました。倒れないように支えてズルをしていますけど」と笑いながら写真を見せてくれました。



おもちゃ学芸員養成講座の先輩おもちゃ学芸員インタビューで[アーチレインボー]を紹介する岡田さん。見た目はシンプルだが、遊び方は無限大。ほかのつみきやおもちゃと組み合わせて遊ぶともっと楽しい!


ほかにも、「あさん農村舞台」の[すぎのこつみき]で空中ドミノをして遊ぶのも好きだと話してくれました。

「子どもたちに空中ドミノづくりを勧めたら、とても熱心に取り組んでいて、その集中力に驚きました! 崩すときにみんなで盛り上がれるのも楽しいですよね」。

館内には子どもや大人が一緒になって楽しめる遊びがたくさんあります。たまごプールでのどんぐり探しもその一つです。

たまごプールでどんぐり探しをしていた子どもが「今から帰るね! また遊びに来るまでに星とハートも作っておいてね」と、わざわざ挨拶に来てくれたことがあったそうです。

「県外からのお客さまで、その日会ったのが初めてなのに。全然違う場所にいた私を探して来てくれたのかと思うと嬉しいですよね。ただ、星とハートのたまごは…、ちょっと難しいかな~?」と目尻を下げながら話してくれました。


おもちゃ学芸員の活動は、来館者におもちゃの遊び方を教えたり、安全に遊べるように見守るだけではありません。

来館者やおもちゃ学芸員と一緒におもちゃやボードゲームで遊んだり、岡田さんのように自分の好きなことや得意分野を活かせる場所でもあります。

木育や徳島の伝統文化について関心がある方もぜひ活動に参加してみませんか?






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おもちゃ学芸員とは…

来館者にワクワクとドキドキを伝える「おもちゃ」と「遊び」の伝道師です

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おもちゃ学芸員を募集しています

おもちゃや遊びを通して徳島県の魅力を伝え、国産材の木のおもちゃをはじめとする、さまざまな優良なおもちゃとお客さまを繋ぐ架け橋として、おもちゃと遊びの案内人となっていただくおもちゃ学芸員を募集します。おもちゃの使い方や、お客様に館内の説明をするだけでなく、地域の豊富な自然や文化を伝える伝道師として活躍いただける方、何よりも子どもと接するのが好きな方のご応募をお待ちしております。



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徳島木のおもちゃ美術館から大切なお知らせ

◆ボランティアスタッフを募集しています 徳島木のおもちゃ美術館で「おもちゃ」と「遊び」を通して、徳島県の魅力を伝えていただくボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」を募集しています。 ※おもちゃ学芸員になるには2日間の養成講座の受講が必要です。 次回開催日 7月6日(土)・7日(日) ※6日は13:00~16:30、7日は9:45~16:30 ●お申し込み おもちゃ学芸員 養成講座申込フォーム ●

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